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SWAN SONG 感想

と言いつつ今はシークレットゲーム-KILLER QUEEN-を終わらせたばかりなんだが、
先にやっておいたSWAN SONGについて感想。


そうだな…フライングシャインらしいというか、なんというか。
あの会社はこんなものばかり作っているのかと思うと正気の沙汰とは思えない。
まぁ、それがまた好きな理由でもあるが。

とにかく内容は絶望的な世界を細かく描いたシナリオだった。
人類を滅亡させるかのような超大地震により、姿を変えた世界。
主人公(?)の尼子司は放りだされた話だ。
主人公(?)としたのは、なんとなくこの物語には
主人公というものの存在について、考えを改めなくてはいけないのかなと思ってつけた。
といいつつ主人公なんだろうとは思うが…完全にとは言い切れない。
なぜなら、視点が変わるからね。

率直に言うと評価は前回このフライングシャインの出しているゲームである
CROSS†CHANNEL よりはいい。あっちは個人的には
救われない物語だったんでね。太一も戻ってくればよかったのに…。あ、SWAN SONGと関係ねーや。

大きく分けてエンディングは2つあった。
司が死んじゃうけど、その真意がわかるエンディング(初期はこのエンディングしかいけない)
で、主要メンバーは全員生き残るエンディング(超ハッピーエンド(?)

個人的には司が死んでしまうエンディングがよかった。
司…柚香に司が伝えようとしてたことは、はっきりとはわからないけど、
ぼんやりとは感じた。
誰かの評価とか、見てくれとか、そんなのはどうでもいい・・・と、
たぶん、そんな感じのことなんだろう。
肝心なのは何があっても足掻いて努力すること。
司が世界のルールや『神』に対して挑むということは、そういうことなんだろう。
だから最後に司は太陽に手を伸ばす。
いつも何を考えているのかわからない司の無表情なところからは、
きっとわからないだろう。
でも彼の心の中は、誰よりも生きることへの熱情があったと思う。
Eternal Blaze まるで青い炎のように、
見た目ではわからないその温度を感じ取った気がする。

司に関しては100点。文句なしで大好きになれるキャラクターだった。


柚香…司の演奏に牙を抜かれた少女。
彼女は作中でその心中を言っていたように、
人生にあまり意味を求めない人だった。
最後の最後まで自分も司も信じることは出来なかった。
しかし2つ目のエンディングであるように、
最後の雪崩により、彼女が死の直前まで見ていた光景。
心の中にある子供のわがまま。
それはまさにその通りだった。彼女はずっと子供のままだった。
司に服を貸して、演奏に牙を抜かれたそのときから
彼女の時間は止まっていた。
そして、雪が溶け、ひまわりが咲くころに、
彼女の心の中の氷も溶けていくのだろう…という感じのエンディングだった。

司も言う。
嫌な真実が浮き彫りになるのは確かにいやだが、
そのままだとひまわりの種を植えることは出来ないと。
確かにその通りだった。
どんなに真実の上にかぶせられた雪の上に種を植えても、
その明るいひまわりが咲くわけもない。
もし咲いたとしても、その明るい花さえも嘘だ。
結局、何も咲いていないのと同じなんだと。
つまりはそういうことだったのだ。
辛くても真実を受け止めて、その先に進む勇気があれば、
真に笑い合える。明るい花になれる。
それを、その後柚香は知っていくだろう。


ひばりん…ひじょーに面倒な女だ。
素直でまっすぐだけどね。まぁ、苦手なタイプなので感想は得にない。


田ノ村…いいやつだ。
他に類を見ない平和主義者。ああいう人がいると本当に助かる。
ゲームをして鬱になりそうだったが、田ノ村がいたことによって
こちらも、そしてゲーム内のキャラも助かったと思う。
本当にすごい人だった。なんていうか、司が目指している答えは
すでに田ノ村にあったんじゃないかと思っている。
宝刀がある時点でかなりの名門道場だと思ったけど、
まぁそこはいいか。とにかく個人戦で強すぎな田ノ村には
とてもがんばってほしかった。
1つ目のエンディングで死んでしまったのは悔しかったが、
2つ目のエンディングでは生きてたことが本当に心の支えになった。

ありがとう。彼を生かしてくれたフライングシャインには拍手を送る。


くわがた…まぁ、しょうがない。
普通はああなる。人の醜さを見事に表現できる、ある種の模範生徒。
生きるということがどれほど難しいか、そして簡単かのどちらも教えてくれた
あっぱれな敵役だった。
ま、人ってお腹減るとイラついてくるから、その極限でもあったんだろう。たぶん。
だがしかし、危険だ危険だといつまでも言っていてもしょうがない。
脅威を取り除くことと、無力化するのは似ているようで違う。
協力して裏切られることはあるけれど、
それでも信じなければそのうち破綻する。それが最後までわからなかったくわがた。
でもしかし、彼は彼で正解だった。
力があるのなら奪うほうが確かに確実なのだ。
脅威から退けられる力もまた、生きることに必要だった。
彼は間違っていない。ただやり方が強引だっただけなんだ。
恐怖が恐怖を呼んで、もう取り返しがつかなかった。それだけなんだ。
彼もまた、犠牲者の一人だ。


あろえ…特に何もないので一言。草柳さんナイス馬鹿っぷり!!!!


妙子…色々とツッコミどころの多い彼女であった。
まさか妹だとはまったくもって想像の外だった。
もしかしたらひばりんと姉妹なのかとも思っていた(あの宗教のことを嫌っていたので)
まぁ実際は両親がなんだこうだの話しだったから誤解だった。
しかし、歪んだ兄への愛はこんな極限状態にでも可能なんだねと
呆れるばかりだった。
お兄様 って言えばいいのに、いきなり「お兄ちゃーーーん!!」と
北都南さんの声で言われたときは3分間ほど大爆笑して息が出来なかった。
まぁ、この全員可愛くないゲームの中で唯一可愛いかなと
思える人だった。



小池希美…助けられたから忠誠心でも誓うのかと思っていたら、
なんか愛情に芽生えてたみたいなので、少しがっくりした。
これもまたくわがたと同じで、被害者なわけだが、
どうしようもない。人って壊れるものだから。
でもあそこまで修理できたくわがたは褒められていいと思う。

あと、あろえを接触した希美のシーンも、何か深い意味があったのかもしれない。



キャラとしての感想はこんな感じか。
なんというか、女性陣に対して評価が低いのは
この作品が初めてかもしれない。
司と田ノ村が良すぎた。あとフライングシャイン補正とも言うべきか、
作品全体も結局のところ好きになれた。

っと、エロゲーなんだからエロシーンの感想も一応。

とりあえず話しの流れからしてもエロシーンなんていらなかったんだろうが、
極限状態ならそれも致し方ないかなと思わなくもない。
あってもなくても重要じゃなかったのは確かだ。
内容としても極限状態だろうとも極普通だし、
北都南さんも相変わらず北都南さんだったし、それほど変化もなかった。

そうそう、声優陣で言えば唯一知らないのは
佐々木柚香さん役の『佐々木柚香』さんだが、
この人他の名前で出まくりなので調べてみたら、
石橋朋子という名前が少しひっかかった。
で、君望の速瀬水月であることがわかって納得した。
確かにあの怒ったときに相手をまくしたてる有無を言わぬ迫力は、
彼女のものそのものだったことに最後になって気付いた。


まぁそんなところか。全体的評価で言えば100点満点中、90点。
残り10点はフライングシャインに対して
もっと平和的なものを作れという願いでもあった。


しかし…本当に司と田ノ村というキャラクターはいいキャラだった。
他の作品ももっと見習ってほしいねぇ。
女性キャラも大事だけど、男キャラも大事にしてほしい。

ま、例外も結構あるけどね。
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